私はつい最近まで「経済的自立」というのは、
他の人(親など)に頼らず自分で必要な生活費を賄える状態
のことを指していると考えていました。
これももしかしたら間違っていないかもしれないですが、今日私がお話ししたいのは
不労取得で得られるお金が生活費を上回っている状態
っていう意味での経済的自立です。
ちなみに英語では経済的自立をFinancial Independenceと言いまして、FIと省略されることも多いです。
そして、この状態を満たすことによって得られるものは、
「働きたくなければ、働くなくて良い。」
「働きたければ、お金を気にしなくていいので、本当に自分のやりたい事ができる。」
です。これを、初めて知ったときは、
「これが私の次の人生の目標だ!!!」
と思いました。というのも、奨学金返済し終わって、今までそのために溜めてたお金の分、今からどうするか考え中でした。
しばらくは特に目的がなく貯金していたので、経済的自立について学んだ時は、すごくモチベーションが湧いてきたんです。
だって何となく「将来のための貯金」って私はやる価値をなかなか感じられないので、難しいです。多分ほとんどの人もそうじゃないかと思います。
もちろん私は401K(アメリカの退職所得補償金の積立)など一応これまでも、拠出限度額の積立をしていたのですが、それは何となく、読んだ本などがお勧めするのでそれに従ったまでで、あまりやりがいを感じられませんでした。
実際どうやって経済的自立にたどり着けるのか?
簡単にいうと、まずは資産運用を通して、配当金または持ち株を売ることによって、生活に必要なお金を収入を得れるほどの資産を積み上げる必要があります。
そして毎年この資産の4%以内を引き出すことによって95%の確率で資産が底をつくことはないというトリニティ研究(英語のwikiですが参考になれば)の結果に基づいた方法で考えていきます。
さて、実際いくらくらいの資産が必要でしょうか?
一年間の支出 × 25 年
を目安に計算します。仮に一年間の支出が300万円の場合、
300万円 × 25年 = 7500万円
になります。つまり、7500万円が経済的自立に必要な額、英語では通称FIナンバーです。
これ無理だと思った方いるかもしれませんが、この資金を積立最中でも資産運用が働いてくれるので、思っている以上に早く到達することができます。
毎年いくらくらい貯めればいつ頃FIナンバーにたどり着ける?
一人一人FIナンバーが違うと思うので、ここではこの計算の仕方をGoogle スプレッドシートを使って説明します。
まず初めに、年、年始の資産、1年間の貯金額、投資の回収6%、最後に年末の資産を初めの行に書いていきます。
こんな感じです。
一年目を仮に埋めるとこんな感じになります。
- 年 ここでは一年目という意味で、1と書きましたが、何年目かを表すだけですので、別に西暦でも自分の年齢でもオッケーです。
- 年始の資産 これは今の時点で自分がいくら投資ができる分の現金または投資をしている資産の金額を書いてください。ここでは仮に全く何もない状態の0円を書きました。
- 一年間の貯金額 これは一年間で貯金する金額です。ここでは仮に200万円と書きました。
- 投資の回収(6%) これは年始の資産の一年間での投資利益が6%であると仮定した上での金額です。一般的には、投資利益は7%か8%で計算される事が多いので、6%は保守的な仮定です。ここでは、年始の資産が0円でしたので、投資の回収も0円です。
- 年末の資産 これは年始の資産、一年間の貯金額、そして投資の回収を全て足して、年末に予測される資産の金額です。
一年目が埋めれたら、同じように二年目と三年目も埋めていきましょう。
関数の使い方はこの様に参考にして下さい。
これを埋めると、こんな感じです。
この後は3列目と4列にあるセルを全部セレクトして、下に引っ張れば、ドドドンと簡単に何年後までの計算が表示されます。
そしてついに、こんな感じです。
毎年200万円、投資していくとすると、21年目の終わりまでには仮定のFIナンバー、7500万円に達成できると予測されることがわかります。
ついでに、このまま続けていくと何と25年目には資産一億が達成できます!
そして注目のポイントが投資の回収の金額です。年々、指数関数的に増えていきます。
21年目には、不労取得が400万円超え、初めに仮定した年300万円の支出を補う事ができます。
まとめ
私は、初めてコツコツ貯金でも経済的自立が十分に可能だと知った時、すごくワクワクして、やっと「将来のための貯金」が、価値のあるものだと認知できました。
私は投資について初心者として試行錯誤、勉強しながら、経済的自立兼私のFIナンバーの到達を目指しております。いっぱい勉強することがあって楽しいです。
この経験を通じて、今、何となく「将来のための貯金」をしている方に、しっかりと貯金する目的とはっきりした目標があれば、しっかりと将来のために今から準備ができるし楽しいよ!ということを伝えようとしました。
また次回、この続きを書いていきたいと思います。
実際私がこの経済的自立について学ぶきっかけとなった本がこちらです
ここで説明した内容、全部この本に載ってます
今回はお話ししなかったFIRE(Financial Independence Retire Early)で人気の本です。お勧めです!