私はアメリカ滞在約10年の今となっては、
たまに
たまにですよ
「英語が上手だからネイティブだと思ってた!」
と大変嬉しいことに、ネイティブまたは非ネイティブの方に言ってもらえることがありますが、
留学当時はかなり発音がひどくて苦労しました。
留学初期の苦労についてはここに書きました!
もちろん今も発音を間違えることはあります。
特に、声に出して読んだことのない単語などを、初めて声に出してみる時は間違うことが多いです。
あと、先ほど言った
「ネイティブかと思った!」
のお褒めの言葉をいただくのは、経験上、だいだい15分から30分程度の簡単で軽い会話をした相手からです。
きっとそれ以上話すとボロが出てくるのでしょう。笑
さらに私は「日本語上手ですね!」とニューヨークで褒められたことがあります。
え?
日本で育った日本人なんですけど?
って思ったんですが、多分私の日本語の発音がおかしかったのだと思います。
それはさておき。笑
今回は、英語の発音にお悩み中の方に、
全然発音が正しく出来なかった私が、どうやって
今の発音のレベルまで成長できたかについてお話しします。
ステップ1 自分の発音が間違っていることに気付く
当たり前かもしれないですが、自分の発音が正しくないことを認識することが初めの一歩です。
留学する前に、私が唯一、英語の発音を注意されたのは、中学生の時に英語のスピーチ大会に参加する際で、
そこから日本にいながら英語で話す機会はありましたが、特に発音を注意をされたことはなかったので、
自分は英語の発音が悪い
という認識がありませんでした。
アメリカに留学したばかりの頃でも、私が言っていることが理解できていない人がいて、辛い思いをしていたにも関わらず、
何が悪いのかわかっていなかったため、自分一人で発音を向上する事はできませんでした。
そんな私が変われたのは、
親しいネイティブの友達が出来て、その子達が私の発音を注意、または正しい発音を教えてくれるようになってからです。
それからやっと
私は発音が悪い!
と認識することが出来て、そこから一生懸命、発音の向上に励んでいきました。
ステップ2 自分の苦手なアルファベットの発音を把握
私は特に以下の発音の練習が必要でした。
- L
- R
- Th
- Z
- S
- F
以上の音は日本語には存在しない発音ですから、私を含め、日本語のみで話して育ってきた方々は初めから発音出来なくて当然です。
しかし実際に私がこれらの発音が苦手と自覚出来たのは友達が指摘してくれたおかげです。
自分から信用している友達か英語の先生に
「私のよく間違っている英語の発音は何ですか?」
と質問して教えてもらうのもいいと思います。
発音に関しては、自分ではきっと気付けていないことの方が多いと思います。
自分が実際そうでした。
気づけた時は嬉しくて、
「これでネイティブの友達みたいな発音ができる!」
と思ったのですが、
私は耳で聞いただけでは、正しい発音を全く真似することが出来ませんでした。
ステップ3 正しい発音の仕方を舌の位置と口の形でアルファベットから学ぶ
すごく何回もお手本に発音をしてくれてるのに、真似できない!
と思っていたら、ある日友達が
正しい発音をするための、舌の位置と口の形
を説明して教えてくれたのです。
「舌は歯の間に挟む」
とか
「唇を前に出した状態で、舌を後ろに引く」
など初めの頃は、喉がつまりそうになったことが何回もありましたが。笑
私は
すごい発見をした!
とやる気満々で鏡に向かって、形を確認しながら長い時間、練習しました。
特にRの発音は多分、丸一日、練習に費やしたような記憶があります。
初めて正しいRの発音ができた時は感激的でした!
そこから何度も繰り返して、毎回正しいRの発音ができるように練習しました。
同様に他の苦手なアルファベットも練習しました。
ちなみに私が友達に以外ではYOUTUBERのRachel’s Englishさんから発音を学びました。
舌の位置と口の形を説明してくれるのでお勧めです!
そんなこんなで
「正しい発音ができるって嬉しい!」
となったところで次は
ステップ4 苦手なアルファベットが入った単語の発音を練習する
苦手なアルファベットが入った単語を正しく発音できるようにしていきましょう。
アルファベットだけの発音より1段階難しくなります。
例えば私はニューヨークのお隣の州、ニュージャージー。
New Jerseyの
Jersey
の発音になかなか苦労しました。何故かというと、
jerには、一番苦手なアルファベットのRが入っていて
seyは実はzの発音になって、zも苦手なアルファベットの一つだったので、
この二つを繋げて正しく発音するのが、当時の私には一苦労でした。
同様に他にも発音が難しい単語を見つけて、練習していきました。
ステップ5 常に正しい発音を意識して英語を話す
「アルファベットの正しい発音ができる」
「単語の正しい発音ができる」
となったら後は実際にそれを会話の中で使うように練習するしかありません。
これまで練習してきたアルファベットと単語を毎回正しい発音で言えるように意識することです。
私はこの期間、すごく疲れていたのを覚えています。
この期間で一番重要なのは、
自分の元の間違った発音に絶対に戻らないことです。
実際、私の場合は一週間くらい話すのが苦痛でした。
意識した上で、間違えるのはオッケーですが、
意識は常にすること
そしてできる限り英語を話しましょう。
この訓練をしながら、信頼しているネイティブの友達または先生に自分が発音が正しく出来ているか聞いてもらって、苦手な単語やアルファベットの発音の練習も続けましょう。
いつまでこの期間が必要かというと、
意識しないで正しい発音がほぼ毎回出来るまでです。
はっきり言ってしんどいですが、ここを乗り越えると
今までに見えなかった英語の景色が見えてくるので
諦めないで続けてください。
ステップ6 ネイティブの英語をそのまま真似する
ここまで発音が上達したらかなり英語を話すのが楽しくなっていると思います。
最後のステップはいわゆるシャドーイングってやつです。
私の場合は大好きなテレビのセリフを覚えて、何回も完璧に真似できるまで練習しました。
ここで学べるのは、抑揚や流暢さです。
ステップ5までに作り上げてきた土台がないとかなり難しいと思います。
もちろんネイティブの真似をするのはどの段階でもためになると思いますが、私の経験上、この時点で行うと、発音の基礎が出来ている状態なので、抑揚や流暢さの獲得に集中できるので、効果が得られやすいと思います。
まとめると、英語発音向上のための5つのステップはこちらです。
- ステップ1 自分の発音が間違っていることに気付く
- ステップ2 自分の苦手なアルファベットの発音を把握
- ステップ3 正しい発音の仕方を舌の位置と口の形でアルファベットから学ぶ
- ステップ4 苦手なアルファベットが入った単語の発音を練習する
- ステップ5 常に正しい発音を意識して英語を話す
- ステップ6 ネイティブの英語をそのまま真似する
以上が私の
ネイティブみたいに英語が話したい
と思ってやってきた発音の練習方法でした。
しかし、誰もがみんな「ネイティブみたいに英語が話したい」とは思っていないのも事実です。
「英語の発音は相手に自分の言っていることが伝わるならそれでいい」
という考え方もあると思います。
それならそれで、発音はある程度まで正しければオッケーだと思います。
でも私はそうではありませんでした。
ネイティブの英語に憧れて、それを目指して長い間、勉強してきました。
「理想の英語」というのは人それぞれ違っても、自分の話したい英語が話せるように、誰でも練習すれば出来るようになると信じているので、頑張っていきましょう!
以上!